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十代にして生きることの空虚さを悟った二男からの質問です。結論から言えば、その答えを探せるのはあなた自身です。それぞれの人生にそれぞれの答えがあり、そのどれもが間違いとは言えません。ただ、あなたが求めている、誰にも当てはまる答えは、残念ながら人類史上いまだかつてありません。
生きて何になるのという質問を、自分が生まれてきた意味は何なのという質問に置き換えると、人類共通の答えは「子孫を残すこと(=種の保存)」になります。しかし、これも人工子宮で子供を産む時代を経て遺伝子から人間を生産する時代が来れば答えにはなりませんが。
さて、落ちを先に言えば、生きて何になるのかは、人生の先輩である私も知りません。20年先までの、こうやって生きていきたいという人生設計はありますが、寿命すら自分の思い通りにならないのが人生ですから、明日も生きていられるように努力するのが精一杯で、生きて何になるのかを考える余裕がありません。
ただ、生きてきて良かったとは思っています。過去に対しては、生きて何になるのという私個人の答えは示せます。それは、生きることで人様のお役に立てたということです。もちろん、あなたの役にも立てたと自負しています。そして、これからもあなたの人生に欠かせない、名わき役の一人でありたいと思っています。
これまでも、あなたの人生はあなたに決めさせてきました。だから、先の質問に対しても、あなたなりの答えをしっかりと出せると父は信じています。ちなみに、私は死ぬために生きています。私の死を知った人が一人でも多く別れを惜しんで泣いてくれるように、人様のお役に立つ日々を重ねつつ全力疾走したいと考えています。参考にはなりませんがこんな生き方もあるのです。
多くの人が頂点を目指して頑張り、頂点から落ちないように頑張っています。鼻で笑う前にどれほどつまらないものかを経験するほうが、何もせず傍観しているよりはましですよ。彼らが何故そこまで必死になれるのかがわかりますので、彼らの役にも立てます。多くの人の人生に関わることは、あなたのように一人では暮らせない人種には不可欠です。他人の喜怒哀楽で自分の人生も盛り上がること間違いなしです。
では、いつかこの記事を二男が読んでくれることを期待して、どちら様も「あけましておめでとうございます」