>子孫を残すため、と考えるのが地球の一員としての共通の義務。でも、これでは子孫を残さない、残せない人に対する配慮が足りない。「生きてきたからには何らかの使命があるはずだ」と高尚に考えたがる人には、そもそも何の回答にもならない。個人レベルで答えを見出すためのヒントくらいは欲しいところ。じゃあ何?
まず、解決しなきゃならないのは、いつ「生まれる理由」が発生するのかという時期の問題。お母さんのお腹にあなたが宿る前か後かということ。前だと考えると、人間になる前に決まってしまうことになるので、今のあなたが関与できない世界、霊や宗教のいわゆるスピリチュアルな世界に踏み入って答えを探すことになる。胎児以降だとすると、生まれてきた理由はあなた自身が決めることになる。あなたがこれだと決めた理由があなたの生まれてきた理由だ。誰も反論できないから、誰も正解かどうかを知る術がない。「家族を守るため」、「有名になるため」、「金持になるため」、「あなたと結婚するため」などなど、人の数だけ理由も存在する。えっ?いまいち納得できない?歳と共に理由がころころ変わっていくのはおかしい?では、スピリチュアルに考える?
先に進む前にお断り。歳と共に理由がころころ変わってもおかしくはない。理由がひとつとは限らないから。それから、スピリチュアルに答えを求めても、理由どおり生きるかどうかは今のあなた次第だと考えることにする。宿命だ運命だを考えると、理由どおり生きられない自分を宿命や運命のせいにして、結局は理由を知っても意味がないから。
ここまで整理できて、ようやくスピリチュアルな世界の話が理解できるようになる。信じようとする必要はないし、理解できないからと否定する必要もない。五感、正確には自分の脳が理解、少なくともイメージできないものを人は理解できない。より正確に表現すれば、脳ではなく魂と呼ばれているものかもしれない。記憶装置以上の機能を脳が持っているのかまだ解明されていないから。いずれにしても、無理にわかろうとしないこと、むやみに信じようとしないことが大事。自分が納得できなければ、たとえ正解を見出したとしても理由を知ったことにはならないから、今後の人生に「理由」を期待どおり活かすことはできない。